こんにちは たぬきナースです
保育園と病院の看護師の働き方は全然違うよ~~
たぬきナースの考える一番の違いは
相談できる相手がいるかいないか だと思います。
病院では、師長がいて、医師もいるので、異変に気が付いてもそこから先は自分だけの判断になることはまずありません。
でも、保育園・こども園では、看護師は自分ひとりで、他はみんな保育士というケースも少なくないでしょう。
自分が「大丈夫」と言ったら大丈夫になってしまう、ということが最初はとても不安で怖かったです。
内心では大丈夫だろうな・・と思いつつも、「多分、なんとなく大丈夫ですよ」とは言えないので、念のため受診に行くということもありますし、
保護者さんに納得してもらうために受診した方がいい、ということもあります。
そこの感覚というのは、病院に勤務していた時とは全く異なりますし、一から身に着けていく感覚かもしれません。
たぬきナースは保育園に就職してからの方が、病棟にいたときよりも勉強しているよ~~
つぎに感じる違いは
こどもたちがとっても元気なことです。
これは良いことです。やはり病棟では、基本的には病気や怪我をしている子たちなので、そこまで元気ではない状態だったのだと改めて気づかされました。
病棟にいる子どもたちに慣れてしまっていたので、保育園に就職したときには
「ああ、あの子たちも本当はこんなに元気に遊んでいたんだなあ~」と感じました。
小児科は、急性期であれば1週間もせずに退院してしまうことがほとんどなので、少し元気な姿が見られたと思ったら翌日には退院、なんてこともよくあり、その子どもの深いところまで本当に関われていたのか?と考えると、出来ていなかったかもしれないなあと思います。
保育園・こども園では、0~6歳までの時を一緒に過ごすので、同じ年齢の子でも全く一人ひとり違いますし、生活を共にしている感覚なので、
卒園するときには「本当に無事に卒園できてよかった。」と心の底から感じます。
元気に遊んでいた姿も、熱が出てぐったりしていた日も、すべてを見てきているからこその感情だと思います。
小児科に入院している子の中には、元気に退院することが出来ない子どももいます。
その辛さ、保護者の悲しみを見たことがあるからこそ
- 泣ける元気があって嬉しい
- わがままを言うほど、慣れてくれて嬉しい
- 走り回る元気があって嬉しい
と、どんな姿もありがたいと感じるようになりました。
そして、夜勤がなく生活リズムが整う
これも大きな違いの一つだと思います。基本的には日祝がお休みで、夜勤もなく、だいたい定時で帰ることが出来ます。
最初のうちは、連勤がつらいと思いましたが、慣れると大丈夫になってきますし、こどもがいても働きやすいサイクルだと思います。
これは、保育園に就職してから感じたのですが、実は小児科以外の病気のことの相談も受けます。
というのも、職員の保育士さんや栄養士さん、事務員さんなど、園におられる職員のみなさんの健康診断の管理も業務の一つなので、
「これって受診しに行った方がいいでしょうか?」とか
「何科に行ったらいいですか?」と質問されることがよくあります。
さらには、保護者さんからも保護者さんの体調の件で相談を受けることもあります。
看護師であればあるあるかもしれませんが、以外と自分が勤めている科以外のことはそんなに詳しくないことありませんか?
でも、世間一般の看護師のイメージは、どの科のことも満遍なく知っているイメージなんだろうな~と感じます。
「わかりません。」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、わざわざ自分に相談に来てくれたということを無駄にしないように、一緒に考えたり、調べたりしています。
そうしているうちに、○○病院は評判がいいとか、あの検査だったら○○病院がおすすめとか、いろんな情報が集まってきて、実際の仕事に活かされることも多々あります。
信頼してもらってなんぼの立場でもあるので、何でも屋さんのようにいろいろ対応する場面も多いかもしれませんね。
保育園看護師も病棟とは違う面白さがあるよ。興味を持ってもらえたら嬉しいな~。
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