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保育園でよくある怪我 乳児編

怪我

こんにちは たぬきナースです

たぬきちゃん
たぬきちゃん

乳児さんによく起こる怪我を伝えるよ~

頭部打撲

一番多いのが頭部打撲です。

乳児さんは体のバランス的に、頭が重いので転倒しやすくなっています。お座りができるようになってきた時期でも、後ろにゴツンと倒れたり、よちよち歩き出してもバランスを崩して倒れたりと、頭を打ってしまうことが多いようです。

頭を打ったときに考えるのが「高エネルギー外傷」かどうかという視点です。

  • 高い位置から落ちている(1mくらいの文献が多かったと思います)
  • 勢いがあった(激しく突き飛ばされるなど)
  • 接地面(地面など)がコンクリートなど硬い

といったような特徴があると危険度が高いと判断できます。

乳児さんの場合、身長もそこまで高くないので、お座りした状態から後ろにひっくりかえっても、立っている状態からひっくり返っても、1m以上の高さがあることは稀です。

乳児さん同士がぶつかった拍子に転倒しても、そもそもの勢いがそんなにないので、吹っ飛ぶような転倒は少ないです。

ですので、乳児さんの保育室で起きてる頭部打撲であれば、あまり緊急性の高いものは起こりにくいのですが、
例えば園庭で遊んでいて、遊具から落ちたとか、幼児さんのこどもとぶつかって、勢いよく転倒したとか、転倒した先に石があった、とかなると通院した方が安全だと思います。

また、頭を打ったあとの様子にも注意が必要です。

  • 自分で起き上がることができたのか
  • 意識状態の評価
  • 泣いたか
  • その後、嘔吐したりしないか

といった様子を保育士さんから聞き取ります。

看護師は、瞳孔不同がないか、光を目で追ってくるか、指示に従えるか(手を握ってみてね、などで左右差がないか同時に確認する)などで評価をしています。

噛みつき 

乳児さんのクラスで必ず起こるのが、噛みつきです。

まだ上手に話せないため、気持ちをうまく伝えられないもどかしさから噛んだり、特に理由はなく近くにいたから嚙んでしまったりと理由はさまざまですが、噛みつきが起こらない年度はないというくらい、この年齢とは切っても切れない出来事です。

噛み跡は、歯形がくっきりついている場合も多いかと思いますが、流水で洗いながし、冷却をします。

揉んだ方がいいという方もいますが、揉むと内出血が広がりますので、しない方がいいでしょう。

傷の痛みももちろんですが、噛まれた子どもに対しては心のケアも大事です。

「痛かったね」「びっくりしたね」と気持ちを言葉にして伝えましょう。

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