こんにちは たぬきナースです
保育園やこども園で働いてみたいな~と思っている看護師さんいますか??
皆さんの身の回りに、保育園看護師として勤めているという方はいますか?
看護師の勤務先としては、圧倒的に病院・クリニック・施設が多いかと思います。
どうやったら保育園・こども園に勤務できるのか、ご説明します。
まずは求人をチェックしましょう
当たり前のことですが、まずは求人が出ていないかチェックしましょう。
ハローワークであったり、ナースセンターであったり、有料求人にも募集が出ていると思います。
新年度に向けて募集される場合が多いと思いますので、夏くらいからチェックしだすと良いのではないでしょうか?
求人が出ていたら、募集内容を確認してみましょう。
保育園・こども園によって、求められていることが違うと思います。
例えば
- 病児・病後児対応型の病児保育を担当してほしい
- 体調不良児対応型の病児保育を担当してほしい
- 医療的ケア児を担当してほしい
- 保育のお手伝いをしてほしい
など、その保育園やこども園が求めていることはさまざまなのです。
ひとつずつ解説していくね
病児・病後児対応型の病児保育とは?
病気が回復せず、通常の集団保育が受けられない場合に利用する病児保育です。
まだお熱がさがっていなかったり、腹痛があったりと、保育園やこども園はお休みしなければならないけれど、保護者の方がお仕事があるなどで家庭での看病が難しい方が利用されます。
体調不良児対応型の病児保育とは?
保育園・こども園などに通っているこどもが、保育中に体調が悪くなり、保護者の方のお迎えを待つ間、対応をするという病児保育です。保育園・こども園の中に、保健室のような場所があり、そこで隔離をして保護者の方を一緒に待つということになります。
医療的ケア児の対応
医療的ケア児を受け入れている保育園・こども園は年々増加しています。
「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が2021年9月18日に施行され、ますますニーズが高まっています。
人工呼吸器をつけておられたり、口腔・鼻腔・気管カニューレ内吸引を実施したり、経鼻経管栄養を実施したり、導尿を実施したりすることが多いかと思います。
インクルーシブな教育が主流となりつつある現在においては、医療的ケアが必要なこどもも、地域の中で一緒に育つということが大事だと思います。看護師を配置しないと、医療的ケア児の受け入れは難しい場面も多いため、医療的ケア児の受け入れを視野に入れた看護師の採用が多いのだと感じます。
保育のお手伝い
上記のような、明確な仕事内容がなくても、保育園・こども園として「看護師が在籍している園である」ということは保護者さんに向けてはアピールできるポイントでもありますので、配置をしたいと考える園も多いようです。
また、看護師等を1人に限り保育士とみなすことができる配置特例というものがあり、保育要員として勤務している看護師もいます。
保育園・こども園には配置基準というものがあり、たとえば0歳児の配置基準は園児3人に対して職員1人です。
つまり、0歳児が9人いたら職員は3人配置です。
その3人の中の一人に看護師がなれるということになります。
保育士・保育教諭ではないのに、保育士・保育教諭のように働くことができるのか!と驚かれると思いますが、現在はそれが認められているんですね(この配置特例がいつまで続くかわかりませんが・・)。
それ以外にも、健康診断の準備や記録をしたり、日常的な怪我の対応をしたり、病院に行かなければならないような怪我であれば通院に付き添ったり。
園内の感染症の動向を把握したり、消毒作業をしたり。
職員への教育や、保護者対応なども看護師が行う園もあります。
求人内容と自分のイメージが合うか考えてみよう
病院やクリニックの看護師であれば、だいたいの業務内容はイメージできるかと思いますが、
保育園看護師の業務内容は幅広く、園によって求められていることが異なります。
せっかく就職しても「イメージと違った・・」となり退職される方も実際多いですので、
自分は保育園やこども園で何をしたいのか、まずは自分の中のイメージを持つことが大事です。
条件面も確認しておきましょう
職場に求めることもさまざまかと思いますが、条件面もあとから変更することが難しいことなので、必ず確認しましょう。
まず、保育園・こども園には夜勤がない場合がほとんどでしょう。イメージは日勤常勤ですね。
その分、夜勤手当がありませんので、希望の手取り額がある方はどのくらいの手取りになりそうか確認しましょう。
勤務時間も、要確認です。
保育園看護師のイメージができた!希望の求人があったら応募してみよう
希望の園と面接できることになったら、可能であれば園の見学をさせてもらうと良いでしょう。
保育園・こども園ごとに力をいれている部分は異なるため、自身が共感できない保育・教育理念だと勤務を続けるのがつらいと思います。一緒に働くことになる保育士・保育教諭の雰囲気も感じられたらいいですね。
面接には、自身の職務経歴がわかるような資料も可能であれば持参しましょう。履歴書に書ききれないような内容は別紙で持参してもらえると、園もありがたいのではないかと思います。
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